懲戒請求詐欺!
懲戒請求に対して和解金や賠償金を
要求する詐欺が話題になっています。
北朝鮮批判ブームの時の
朝鮮学校絡みの懲戒請求について
脅迫や恐喝が多いようです。
ネトウヨやパヨク関係の
記事は嫌いですが、
結構話題になっているようなので
少し踏み込んで調べてみました。
難しい言葉も多いので、
今回は解説多めでいきます。
目次
懲戒請求とは?費用や手続きは?
懲戒請求(ちょうかいせいきゅう)とは、司法警察職員や弁護士、司法書士などの資格者に対する懲戒処分を請求する手続である。
出典:wikipedia.org
今回の事件でいう懲戒請求は
弁護士に対しての請求です。
懲戒処分は解雇や減給が
ニュースに取り上げられますが、
戒告やけん責の軽いものも
含まれます。
懲戒請求は国民の権利で、
正統な手続きを踏めば
誰でも無料で行使できます。
確認したところ弁護士の場合は
弁護士法第58条に
明記されていました。
書式は自由ですが、
裁判に似た複雑で時間のかかる
手順が踏まれます。
証拠も提出できます。
ですが、正式な手続きを踏んでも
懲戒処分はたったの2.3%、
再審査になるものも1.2%です。
出典:nichibenren.or.jp
例年は2,000-3,000件程度ですが
2016年から激増し、
2017年には13万件の申請がありました。
例年の6倍弱。。。
この大量請求の原因となったのが
朝鮮学校の補助金問題です。
朝鮮学校の懲戒請求とは?パヨク、ネトウヨって?
外国人へのネガティブキャンペーンを
目的に作られた政治思想系のサイト、
いわゆるヘイトブログが発端です。
出典:twitter.com
当時の様子について朝日新聞のサイトに
次のように書かれていました。
ブログが取り上げるテーマの一つは、朝鮮学校への補助金支出だった。自治体が補助金を出すことの再考を促した国に対し、全国21の弁護士会が批判の声明などを出したところ、弁護士会の幹部らを外患誘致罪や内乱罪で告発するよう、呼びかけ始めた。だが受理されなかったとみられ、17年4月には「この件は懲戒請求をもって対応する」と書かれていた。
出典:asahi.com/
つまり、2者の立場は次の通り
- 弁護士側:朝鮮学校の助成金に賛成
- ヘイトブログ:朝鮮学校の助成金に反対
ちなみに、このヘイトブログの名前は
余命三年時事日記です。
記事は2015年4月に作られました。
それから今までに合計13万件の
懲戒請求が余命三年時事日記の読者
によって申請されました。
これらの読者のほとんどは、
弁護士から損害賠償請求を受けます。
その時の読者に対する
サイト運営者の言葉や態度が原因で
多くの読者がサイトに不信感を
もつようになります。
その後、余命三年時事日記の元読者は、
- あおられた
- 懲戒請求することが日本のためになると思い込んでいた
- 洗脳されていた
- ブログの言うとおりに懲戒請求をすることが、日本のためになると思い込んでしまった
- のせられてしまったのではないか
- 痛い思いを繰り返さぬよう、反省したい
などと朝日新聞にコメントしています。
ネトウヨ(ネット右翼)や
パヨク(左翼の過激派)は
見る人を不快に降る記事が
昔から多く見られました。
とくに、余命三年時事日記は
日本人の優越性や自分の権利など
他力依存とも誇大妄想ともとれる
主張ばかりで非常に危険です。
史実や権威のある人の言葉を
切り取り繋げて発言しているので
権威主義や弁舌の弱い人は
洗脳されるかもしれません。
サイト名は紹介しましたが、
極力見ないことをお勧めします。
懲戒請求詐欺とは?ネトウヨの妄想と本当の詐欺
懲戒請求詐欺は本当の詐欺と
ネトウヨの妄想の2種類が
混同されています。
ネトウヨの被害妄想としての懲戒請求詐欺
懲戒請求をパヨクからの攻撃と
思って懲戒請求詐欺と呼ぶ場合です。
少し長くなります。
まず余命三年時事日記読者が
懲戒請求した件数が13万件。
対して、懲戒請求後に7弁護士が
精神的苦痛を理由に
損害賠償を起こす計画を発表。
虚偽告訴罪や業務妨害罪で
刑事告訴も検討しているそうです。
中心人物は佐々木亮弁護士。
佐々木亮弁護士は計画と同時に
和解案も提示。
約200件の懲戒請求を行った
50代の女性は和解のために
合計400万円を支払ったようです。
ということは単純計算で1通2万円。
弁護士側は13万通で26億円(!?)
の和解金を得ることになります。
洗脳された方が悪いとはいえ、
ちょっとえげつないと思います。
これに対して、弁護士側の行為が
恫喝だと思う意見が多数。
出典:twitter.com
恫喝とは言葉による強迫。
ネット調査では77%が恫喝
だと思うとなっていますが、
これはネトウヨや損害賠償を
受けた本人も含まれていると思われます。
投票数は8,635件ですが、
13万件も懲戒請求を行っているので
ほとんどがそういう方々の可能性も
あるでしょう。
ですが、佐々木亮弁護士の
損害賠償前の和解案が
恫喝に当たる場合は
和解は無効となるかもしれません。
裁判ぬきの和解はつまり示談。
脅迫による示談書の氏名捺印は無効です。
念書やその他契約書も同じく無効。
昔社労士の勉強をしたときに
民法の項目で覚えました。
恫喝と脅迫は民法や刑法によって
呼び方は違いますがおおむね同意。
要するに、契約しなければ
実害を与えると言葉されての契約は
無効になりうるということ。
この言葉によって怖いと思った場合は
脅迫成立します。
先ほどの朝日新聞やネットの報道は
こういった説明を意図的に
避けているように見えます。
いわゆるパヨクのネトウヨへの
攻撃ということかもしれません。
話題になっている懲戒請求詐欺は
ネトウヨがこの攻撃に対して
付けた呼び名です。
本当の懲戒請求詐欺
被害妄想ではない本当の詐欺行為です。
こちらは件数はそれほど多くありません。
弁護士と名乗る者から示談金や和解金、
賠償金などの名目で金銭等を要求される脅迫
や恐喝・詐欺事案が発生しているそうです。
オレオレ詐欺の亜種ですね。
ネトウヨのコメントと混同されて
状況が把握しにくいので
詳細には触れないでおきます。
とりあえず不審な電話やメールを
受け取った場合は警察に相談しましょう。
今後の懲戒請求詐欺について
ネトウヨ洗脳被害者は
パヨクの報道で弁護士たちに
支払い義務を感じる必要はないと思います。
下手をすると右翼左翼両方から
2重に利用されてしまいます。
佐々木亮弁護士らの
和解の連絡を受けた場合は
その内容が脅迫でないか
よく確認してみましょう。
ちなみに余命三年時事日記に洗脳されて
懲戒請求する人は今も増加中。
出典:asahi.com/
資料作成の見本や動画など、
上手く読者を誘導する仕組みがあるので
今後も被害者は増えると思われます。
もし知り合いに
このような活動をしている方がいたら
距離を置いたお付き合いを
おすすめします。
懲戒請求詐欺についてのまとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
今回の話を最後にまとめてみると
このような感じです。
・懲戒請求とは?費用や手続きは?
懲戒処分を請求する手続きで申請無料
申請は裁判っぽい感じで処理される
・朝鮮学校の懲戒請求とは?パヨク、ネトウヨって?
ヘイトブログ余命三年時事日記に先導されて
大量の懲戒請求が申請された。
ネット右翼と左翼過激派で話題になったっぽい
・懲戒請求詐欺とは?ネトウヨの妄想と本当の詐欺
ネトウヨが懲戒請求に対する
弁護士の反撃を詐欺と呼んでいるものと、
本当に弁護士を名乗る不審者による詐欺の
2つがあるっぽい
本日の内容をまとめると
この様な感じでした。
少しでも皆さんの話題作りの
お役に立てたらうれしいです。