福島内部被ばくの子供隠ぺい!
原発事故当時11歳の子供が
100ミリ以上の内部被ばくを
していたことが判明したようです。
福島はなぜ隠ぺいしたのか理由が気になります。
一部では東京新聞のウソとのうわさも。
全国紙がトップニュースで嘘をつくのでしょうか。
ネットで騒がれている等価線量と実効線量の
違いについても気になります。
ということで
福島内部被ばくの子供隠ぺい
について調べてみました!
目次
当時11歳の子供の内部被ばく、福島隠ぺいの理由なぜ
ニュースの内容はこんな感じ。
東京電力福島第一原発事故直後に、11歳だった女児がのどにある甲状腺に100ミリシーベルト程度の内部被曝(ひばく)が推計されると報告されていたことが、放射線医学総合研究所(放医研)への取材でわかった。
甲状腺に100ミリシーベルト被曝すると、がんのリスクが増えるとされる。これまで国は「100ミリシーベルト以上被曝した子どもは確認していない」としてきた。放医研は「現場から情報提供があったものを簡易的に算出し、精密に出したものではない」とし、公表してこなかったという。
放医研などによると、除染を行っていた福島県職員の放射線技師が2011年3月17日ごろに郡山市の体育館で、双葉町から避難してきた女児の体を測定。簡易測定器を使い甲状腺周囲を測ると、5万~7万cpmと示されたという。
出典:headlines.yahoo.co.jp
ニュースが配信されたのは21日。
数値は取材中の話の内容に登場したもので
本来は非公開の情報。
取材を受けたのは放医研。
100ミリシーベルトと言われたのは
郡山市の体育館に避難中の女の子。
当時11歳の女の子から5万~7万cpmを検出。
ミリシーベルト(mSv)単位での検出ではありません。
7万cpmの数値があれば100mSvの可能性があるだけ。
つまり100ミリシーベルトは理論値。
ニュースの続き。
記録は残っていないが、この値が応援に来ていた徳島大のチームに伝えられた。チームは放射性物質が全て甲状腺に取り込まれたとすると「十数キロベクレルの可能性がある」と試算し、放医研に報告した。放医研は職員の間で情報を共有し、100ミリシーベルト程度の被曝量が考えられるとメモに残していた。備忘録にあたり、公表を想定したものではなかった。放医研は、信頼性が低い値で正確な推定が難しかったとしている。
可能性を発表しなかった問題。
確かに7万cpmは100mSvの可能性はありますが
100mSvにいかない可能性もあります。
むしろ100mSv未満の方が可能性は高いかと。
この2つは単純換算不可能な数値。
測定されたcpmはカウント・パー・ミニット。
1分間で放射線の放出を数えた数値。
被爆したことを証明しますが
危険性は測れません。
対してSv(mSv)は影響を表す数値。
被爆の仕方や放射線の種類で変わります。
こちらは人体への影響の数値なので
そのまま危険性の度合いと同意語。
ニュースの指摘に誤りはありませんが
誇張気味なのがいがめません。
11歳100ミリシーベルトは東京新聞の嘘?
SNSによるとこのニュースの大元は
東京新聞の記者が書いたそうです。
日本政府が言ってたのは「”実行線量”で100mSv以上はいない」で、東京新聞がワーワー言ってんのは「”甲状腺等価線量”で100mSv」って話だよね?
甲状腺等価線量の100mSvは、実行線量だと4mSvだよね?
東京新聞、25倍に水増しして騒いでない?8年も経って記者が勉強してないの?
件の東京新聞の記事には「朝の対策本部会議メモ」(一部拡大)という画像があり、文書を斜めに切り取った上で一部を抜き書きしています。 次の行に「影響は少ないでしょう」の一文がありますが、そういう部分は抜き書きせず、また前後のつながりをわかりにくくしているような意図を感じますね。
大手新聞社がどこも転記しているので
大元の記事を普段は気にしませんが
東京新聞は専門性が低くて
ブログレベルの記事が多いようです。
今回のニュースも記者の勉強不足で
どうでもいい情報をスキャンダルに
書き立ててしまった様子。
しかも会議で公開された情報を
悪意を持って改変したとの事。
まさかのウソ記事(フェイクニュース)。
とりあえず証拠の画像。
確かに黄色い部分しか
ニュースに使われていません。
これは専門性以前の問題。。
ネットでも多くの人が
注意喚起されてました。
ああいう新聞記事のように、一部の大きな数字だけを抜き書きしたり、実効線量と等価線量を勘違いさせるように書いたりするものにはよく注意して釣られないようにしたいものですね。
福島子供被爆うその理由、等価線量と実効線量の違い
ネットの放射線デマ注意喚起の中で
実効線量と等価線量がいわれています。
この2点についても簡単に解説。
甲状腺等価線量
今回ニュースで使われた数値。
簡易測定器で測れるので
通常はこちらの数値が公表されるっぽい。
甲状腺に限らず部位測定の数値は
とても不安定で一過性が高いので
実際はあまり参考になりません。
ヨウ素液で手軽にできるので
被爆しているかどうかの判断材料に
なるというだけのものです。
実効線量
政府や研究機関が使う数値。
部位で測定した変動性の高い数値を
安定した数値に換算したもの。
換算方法については詳しい方のツイートを転記。
国が言ってた100mSvって実効線量じゃないのかな。放医研の報告文書は甲状腺等価線量で100mSvなので、実効線量に変換すると(放射性ヨウ素の場合は)25分の1にする必要があるので、実効線量は4mSvということになり、政府の発表との齟齬はないとは思うのだけど・・・。
政府が等価線量と実効線量を使い分けて話していた印象はないが、部位で大きく異なる等価線量を基準に話すようなことはしないからなぁ。
この100mSvは甲状腺等価線量。記事中の癌のリスク部分でで参照している100mSvは実効線量。甲状腺等価線量100mSvの実効線量への寄与は、係数0.04を掛けて4mSv。
25分の1、または0.04掛け。
表記が違うだけで計算式は一緒。
そして今回100ミリシーベルトと
騒がれている数位は実際には4mSv。。
隠ぺいというより発表する価値もない数字。
日本人なら住む地域によっては
日常的にこのぐらいの数値もあり得るでしょう。
世界平均でも普段から2.4mSvは検出されるので。
福島内部被ばくの子供隠ぺいについてのまとめ
以上いかがでしたでしょうか?
本日の内容をまとめてみると
このような感じです。
当時11歳の子供の内部被ばく、福島隠ぺいの理由なぜ
発表しなかったのは
100ミリシーベルトが理論値だから
11歳100ミリシーベルトは東京新聞の嘘?
読者を曲解させようとする悪意のあるフェイクニュース
福島子供被爆うその理由、等価線量と実効線量の違い
政府発表の単位に合わせると
今回の件は4ミリシーベルトしかないっぽい。
本日の内容をまとめてみると
このような感じでした。
少しでも皆さんの話題作りの
お役に立てたらうれしいです。