ウィリアム・ゴーランド!
日本の考古学の父として有名ですね。
古い記録に倣ってガウランドと記載されることもあります。
そんなゴーランドが世界ふしぎ発見の
古墳特集に登場することで話題になっています。
ということで、ウィリアム・ゴーランドの古墳について
調べてみました!
目次
ウィリアム・ゴーランドが世界ふしぎ発見に登場!
出典:https://ja.wikipedia.org/
ゴーランドさんは日本で16年も古墳調査をされたイギリス人です。
ふしぎ発見で登場した大英博物館の展示品が
その当時に発掘した出土品です。
現在は宮内庁によって発掘禁止になった古墳からの出土品も多く、
ゴーランドさんの発掘品は世界的に価値のあるものとなっています。
番組では人柄については詳しく紹介されませんでしたが、
元々は造幣技師として招かれた方でした。
当時のイギリス人には、日本の文化や成り立ちに
興味のある方々が多かったようです。
そうした方々と情報交換するうちに大阪っから依頼を受け
本格的な調査をするようになったのだとか。
帰国後は自国のストーンヘンジについて研究されているので、
元々古代の文明や遺跡に関心もあったのかもしれません。
ウィリアム・ゴーランドが調査した箸墓古墳とは?
もっとも古い古墳の一つです。
隣接した池が特徴的で、知名度も高いと思います。
数年前に卑弥呼の墓として話題になりましたね。
出典:https://gyao.yahoo.co.jp/
番組でも特集されていましたが、
箸墓古墳はこのような形をしています。
普段は木におおわれていて、
小高い丘や山のように見えますが、
こうしてみると明らかに人口建造物であることが分かります。
といっても、奈良は前方後円墳がやたらと多く、
上空から見ると同じ形のものがたくさん並んでいるので
元々自然のものには見えませんでしたが。。
飛行機に乗ってみると、奈良は前方後円墳か
ゴルフ場しか無いのではないかと錯覚するほどです。
ウィリアム・ゴーランドが調査した石舞台古墳とは?
ストーンヘンジのような外見の古墳です。
蘇我馬子の墓として有名らしいのですが、
ふしぎ発見を見るまでこの古墳は知りませんでした。

出典:https://ja.wikipedia.org/
こちらが内部の写真です。
左右の石壁は入口から続いており、
現在は半地下の埋葬室となっています。
本来は埋葬室だけではなく、
周りに他の部屋や堀があったそうです。
この古墳は作られてすぐに墓荒らしにあったと見られていて、
調査から重要なものは見つかっていません。
ウィリアム・ゴーランドの調査したコナベ古墳と卑弥呼は関係は?
大英博物館に展示されている発掘品のうち、
装飾品や馬具取り上げられていましたね。
あれらはコナベ古墳の発掘品です。
コナベ古墳はウワナベ古墳と合わせて、
おそらく日本で一番有名な古墳でしょう。
箸墓古墳と同じ奈良県ですが、
こちらは卑弥呼のよりも200年以上後の建造物です。
古墳自体は卑弥呼と関係はありません。
あくまでも出土品から推測すると、
卑弥呼の時代までのつながりが分かるということですね。
大英博物館の展示物には、別の国、別の時代の展示品が
同じ形をしているということが少なくありません。
日本のものでは古墳時代の出土品に
そういった傾向が強いかもしれません。
余談:スメル文明とは?
大英博物館に展示されているものの中には
メソポタミアのスメル文明の装飾品もあります。
そのデザインがゴーランドさんの持ち帰った
出土品のデザインと共通点が多いように思いました。
調べてみると、同じように考えた方が
2017年に本を書かれていました。
しかもその本には、スメルの女王プアビが
初代の卑弥呼とまで書いてありました。
出典:http://sumerianshakespeare.com/
こちらがスメルの女王プアビ。
装飾に日本神話に用いられる意匠が
いくつもあるのだとか。
と言っても、ほとんどが「この説を否定はできないはず」
という論法に基づいての根拠のないオカルトでしたが。。
話題になると思ういますが、
オカルト程度で楽しんでいただければと思います。
ウィリアム・ゴーランドについてのまとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
今回の話を最後にまとめてみるとこのような感じです。
・ウィリアム・ゴーランドが世界ふしぎ発見に登場!
ふしぎ発見で登場した大英博物館の展示品が
明治にゴーランドさんが発掘した出土品です。
・ウィリアム・ゴーランドが調査した箸墓古墳とは?
卑弥呼の墓として有名です。
・ウィリアム・ゴーランドが調査した石舞台古墳とは?
蘇我馬子の墓として有名です。
・ウィリアム・ゴーランドの発掘品と卑弥呼は関係は?
直接の関係はありませんでした。
・スメル文明とは?
この文明の女王が初代卑弥呼だと
オカルト本に書かれていました。
本日の内容をまとめるとこの様な感じでした。
少しでも皆さんの話題作りのお役に立てたらうれしいです。