急性弛緩性麻痺の原因と予防、症状、エンテロウイルスD68、赤ちゃんのかぜとマヒの重症化

急性弛緩性麻痺の原因と予防!

赤ちゃんのかぜの後に
マヒして重症化する病気が
流行っているようです。

エンテロウイルスD68という
聞きなれないウイルス
のせいだとか。

原因がなぜで
どのように予防したらいいのか
気になります。

ということで
急性弛緩性麻痺の原因と予防
について調べてみました!

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赤ちゃんのかぜの後にマヒして重症化する急性弛緩性麻痺が流行

ニュースの内容はこんな感じ。

 子どもの手足に急にまひが出る「急性弛緩(しかん)性まひ」の報告数が、10月ごろから増加している。3年前、感染症の流行と同時にまひが相次ぎ、厚生労働省は今年5月から全国の医療機関に報告を求め、監視を強めていた。今回も感染症との関連が指摘されている。専門家は手洗いの徹底と、医療機関への早めの相談を呼びかけている。

国立感染症研究所によると、これまで全国で数例だったまひの報告が最新の10月21日までの1週間で10例に増えた。5月以降で計73例に上る。兵庫8例、岐阜7例、愛知5例、東京や神奈川4例と続く。感染症疫学センター第三室の多屋馨子室長は「1週間に10例は多い」と指摘する。

その原因として専門家が指摘するのは、エンテロウイルスD68というウイルスが原因の感染症だ。小児まひとも呼ばれるポリオや、手足口病を引き起こすウイルスの仲間だ。せきのしぶきなどで感染し、夏から秋に流行する。せきや発熱など風邪に似た症状が出る。対症療法しかなくワクチンもない。

病原体の検査には時間がかかるため、現時点ではまひの患者の一部からしか検出されていない。だが、各地の医療機関から今年は26件ウイルスの検出が報告された。昨年1年間の6件、16年の1件より多い。

285件報告された15年は、すべてがエンテロウイルスD68との関連かどうかは確認できていないが、流行のあった8~12月に手足のまひが出て、脊髄(せきずい)に病変が認められた人が約60人に上った。その半数以上が5歳未満だった。

研究班に参加する吉良龍太郎・福岡市立こども病院小児神経科長は「この病気はまだ十分に知られておらず、風邪のような症状の後に手足にまひが出たら、医療機関に相談してほしい。予防には手洗いやうがいが欠かせない」と話す。

流行っているのは
5歳未満の子供。

特に危ないのは赤ちゃん。

症状は2段階。

最初は風邪と同じで
その後手足からマヒし始めます。

放っておくと重症化して
脊髄に病変が起きます。

下手したら脊髄炎や
意識障害の恐れも。

赤ちゃんの場合は
命も危ない状況。

毎年の感染者は一桁。

でも今年はすでに
285件の症状が報告されました。

例年の200倍近いなので
流行していると言えるはず。

しかも今年重症化したのは60件。

20%以上が重症化しています。

これはとても高い割合です。

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急性弛緩性麻痺の原因エンテロウイルスD68とその症状は?

エンテロウイルスは、
グループに属する
ウイルスの総称。

グループ内にD68の他に
コクサッキーウイルスA群B群、
エコーウイルス、ポリオウイルス、
等があります。

D68については
こんな感じ。

EV-D68はエンテロウイルス属のウイルスの一つである。エンテロウイルス属には、ポリオウイルスや、無菌性髄膜炎の原因となるエコーウイルスや手足口病の原因となりうるエンテロウイルス(EV)71型などが含まれる。エンテロウイルス属はさらに分子系統解析によりEnterovirus A~JおよびRhinovirus A〜C (species)に分類され、EV-D68はEnterovirus Dに属する。またEV-D68のウイルス学的性状はエンテロウイルス属に属し、かぜの原因ウイルスとして知られるライノウイルス(Rhinovirus A〜C)に類似している。EV-D68に感染し発症した場合、発熱や鼻汁、咳といった軽度なものから喘息様発作、呼吸困難等の重度の症状を伴う肺炎を含む様々な呼吸器疾患を呈する。なお、弛緩性麻痺を発症した患者の上気道からEV-D68が検出された事例が欧米や日本などから報告されており、弛緩性麻痺患者の一部におけるEV-D68感染との関連が疑われている。

出典:www.niid.go.jp

要するに
よくわかっていない
ということ。

弛緩性麻痺についても
関係ありそう
と言うにとどまっています。

研究が進んでいない病気が
流行っているって
結構怖いですね。。

赤ちゃんのかぜの後にマヒして重症化する急性弛緩性麻痺の予防方法は?

調理器具の煮沸や
加熱調理で完全に予防可能。

手洗いも有効。

予防が簡単なのはいいのですが、
実はエンテロウイルスは
かぜの次に一般的な感染症。

D68は日本では症例が
多くありませんが
普段の生活でも比較的
感染しやすいと言えます。

症状が出るまでの潜伏期間は
3~7日と標準的。

ただし最初に出る症状が
かぜと区別がつかないため
すぐには判別できないという
難しさがあります。

万が一感染したと思われる
場合はすぐに病院に
相談しましょう。

ウイルス性なので
完全に予防する場合は
次亜塩素酸系の薬品が
有効です。

身近で安価なものでは漂白剤。

でも赤ちゃんのためを
考えるなら多少高くても
食器に使える消毒薬の
購入をお勧めします。

成分表に次亜塩素酸ナトリウム
と明記してあるものを
選びましょう。

急性弛緩性麻痺の原因と予防についてのまとめ

以上いかがでしたでしょうか?

本日の内容をまとめてみると
このような感じです。

赤ちゃんのかぜの後にマヒして重症化する急性弛緩性麻痺が流行

急性弛緩性麻痺の原因エンテロウイルスD68とその症状は?

赤ちゃんのかぜの後にマヒして重症化する急性弛緩性麻痺の予防方法は?

本日の内容をまとめてみると
このような感じでした。

少しでも皆さんの話題作りの
お役に立てたらうれしいです。

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