真藤順丈(しんどうじゅんじょう)直木賞!
2019年の第160回直木賞受賞。
元々有名で人気もあったので
妥当な受賞とも言えますね。
新刊やおすすめ作品が気になります。
最近は毎年のように直木賞受賞作品が
映画化されていますが宝島も
映画化の話はあるのでしょうか?
ということで
真藤順丈(しんどうじゅんじょう)直木賞
について調べてみました!
目次
真藤じゅんじょうが2019年の第160回直木賞受賞
ニュースの内容はこんな感じ。
1月16日、第160回直木三十五賞(日本文学振興会主催)の選考会が東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、真藤順丈さん(41歳)の『宝島』(講談社)が選ばれた。
《真藤順丈さんプロフィール》
1977年生まれ。2008年「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。同年「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞など、新人賞4賞をそれぞれ別の作品で受賞する。18年『宝島』で第9回山田風太郎賞を受賞。出典:headlines.yahoo.co.jp
2019年の直木賞受賞は真藤順丈さん。
数多くの賞を受賞している
有名で人気もある小説家。
選考会があったのは築地の料亭新喜楽。
毎年選考会の会場で使われている高級料亭。
文学全盛期の文豪が豪遊した場所。
受賞の発表は昨日16日18時過ぎ。
各社の速報によって伝えられました。
記者会見の様子はこんな感じ。
第160回直木賞受賞しんどう順丈の新刊とおすすめ作品
新刊
現在の最新作は「七日じゃ映画は撮れません 」。
映画への制御不可能な愛と情熱が迸る圧倒的巨編。亡き恩師からいわくつきの脚本を託された若き映画監督・安達雄矢。“天使”にまつわる物語を本編として完成させるべく、安達は奔走。助監督、撮影・録音・衣装・美術・照明を担う異能の映画職人たち、個性派俳優、プロデューサーが集結する。クランクアップを阻む数多の妨害に翻弄される彼らの、全人生を賭けた奮闘を描きだした、群像劇にしてスペクタクルな職業小説!
680ページもある大作。
私は未読なのでコメントは控えます。
執筆中だろう新刊についての情報は
まだ公表されていません。
といっても真藤順丈さんは
かなりハイペースで本を出し続けています。
デビューから10年で10作品。
現役小説家の中ではトップクラス。
現在も新刊を執筆中なのは間違いないでしょう。
真藤さんなら未発表作品も多いでしょうし。
おすすめ作品
現在発表されている作品はこんな感じ。
宝島
2018/6/21
必読。
ハイペースな執筆をしている
真藤順丈さんが7年もかけて作り上げた作品。
内容は沖縄戦後史ですが
あらすじも何も考えずに
とりあえず本を開いた方が楽しめます。
とても豊かな作品なので
よく言われる「行間を読む」
という読み方をおススメ。
ちなみに真藤順丈さんは東京出身。
この1点は前情報として知っておくと
芸術作品としての価値を理解しやすいかも。
現在実店舗では売り切れ続出。
amazonでも一時売切れですが
楽天ならまだ紙の本の在庫があります。
夜の淵をひと廻り
2016/1/30
未読なのであらすじをコピペ。
国内ミステリー1位!奇妙な事件を呼び寄せる巡査が紐解くサイコ・ミステリ
国内ミステリー1位作品!(bookaholic認定2016年度)
異色のコミュニティ・ヒーロー「シド巡査」誕生!「警察官だって怖いものは怖いんだよクソったれ」
すべてはみずから体験した記録だ。“シド巡査の事件簿”と銘打ってもらってもかまわない。
これはある交番警官の偽らざる所感記録である。だがそれだけじゃなく……。
世界が逆転する麻薬的な味わいのサイコ・サスペンス・ミステリ。
「この世界が住みやすくなるように戦う人たちのことを“ヒーロー”と呼ぶんです」職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば「街の生き字引」、率直に言えば「全住民へのストーカー」。
西東京のいくつかの主要都市に挟まれたエアポケットのような地「山王子」のある交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇妙な事件が呼び寄せられる。
魔のバトンが渡されたかのように連鎖する通り魔事件、過剰すぎる世帯数が入居したロッジ、十数年にわたって未解決のご当地シリアルキラー。
普通の人々が暮らすこの街の片隅には、怪物の巣食う奈落がひそかに口を開けている。
長年にわたる報復の連鎖、悪意のスパイラルを追い続けた果てに、シド巡査がたどりつくのは――。
墓頭 (角川文庫)
2015/10/24
ちょっと中二っぽい感じのある
歴史ものっぽい小説。
初期の真藤さんのテイストが強くて
かなり楽しめる作品です。
ラノベ感は少なめのハードな小説ですが
初期作品が好きな方にはおすすめ。
しるしなきもの (幻冬舎単行本)
2015/2/20
畦と銃 (講談社文庫)
2014/4/15
未読なのであらすじをコピペ。
“最強の農夫”、“樹上で叫ぶ少女”、“絆で結ばれた牧童たち”が、破壊された農地、山林、牧場を再生すべく蜂起する! あまりにも力強く、心強い消滅の物語。
―百姓の百ある業のひとつめ、一は一揆だぜ。
第一次産業の村、ミナギ。この地には拳銃があり、自らの畦を超えて乱暴を働く“あぜやぶり”たちがいた。茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。悪どい手段で村を変えていく地主と”ネオ農”との争いを描く「拳銃と農夫」。
―本物のロックは、ずぇぇったいに山を守る!
林野庁の女性職員が樹上で叫び訴える「第二次間伐戦争」。
―生きてる証拠ならいくらでもあげる
全て壊すという選択は、全て造り直すという選択。
謎の襲撃者から牧場を守るティーンエイジャーの「ガウチョ防衛線」
第一部では農業、第二部では林業、そして第三部では畜産に命を捧げる“あぜやぶり”たちが、かけがえのないもののために蜂起する。
怪童・真藤順丈が圧倒的な才能とセンスで描き尽くした、ハードボイルド第一次産業小説!
地図男 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
2011/2/25
これも傑作ですね。
第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞。
天才系の第三者視点物語。
ラノベのような読みやすさと
深夜アニメのようなテンポで
私はかなり好みの作品でした。
気になる方は最初2-3ページ
立ち読みしてみて下さい。
ああ、こういう系かー、
みたいなこと思いながら
レジに直行すること間違いなし。
バイブルDX(デラックス) (ダ・ヴィンチブックス)
2010/3/17
聖書的なエピソードを
書こうとしたのかと思います。
私は真藤さんの初期の作品が好きですが
これは割と普通な印象。
RANK
2009/5
第3回ポプラ社小説大賞特別賞
殺伐とした軍隊系の世界のお話。
ハリウッド映画の原作本みたいな感じで
気楽に読めてボリュームもあるので
真藤さんの未読の本を探してるなら
割とおススメかも。
東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)
2009/2
第15回電撃小説多少銀賞
ラノベっぽい作品が多いと思ってましたが
本当にラノベも書いてて
この本を知った時はかなりびっくりしました。
中二全開の闇金物語ですが
ストーリー性はラノベ相応。
庵堂三兄弟の聖職
2008/10/24
これもおすすめです。
普段ラノベしか読まない
ライトユーザーにおススメ。
第15回日本ホラー小説大賞。
兄弟が主人公。
深夜アニメのような構成の
短編っぽい展開が連続してます。
深夜アニメっていうよりは
海外ドラマにありそうな感じかも。
ハイペース執筆の理由
これだけハイペースなのには理由があります。
小説家として花が咲くことなく30歳になり
『1年間で毎月1作を各新人賞に応募して、
すべて駄目なら小説家の道は諦める』
と決意して毎月1作品を執筆(!)
そして大量の作品が一斉に
受賞し始めたのが2008年。
プチブレイクして一気にメディアに露出。
その後傑作と呼ばれる作品を連発し
現在の人気を勝ち取りってきました。
月に1作品って尋常じゃないですよね。
明治や大正の文豪を連想させる感じ。
文字通り命がけの執筆です。
真藤順丈の第160回直木賞受賞宝島の映画化は?
調べてみましたがそういった動きはないようです。
受賞したばかりなので各社これから動き出すのかも。
直木賞受賞作品はここ数年
毎年のように映画化されています。
- 『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(2017)
- 『何者』(2016)
- 『悼む人』(2015)
- 『小さいおうち』(2013)
- 『蜩ノ記』(2013)
- 『私の男』(2013)
- 『利休にたずねよ』(2013)
- 『凍える牙』(2012)
- 『まほろ駅前多田便利軒』(2011)
2018年は何もありませんでしたが
ここまでくると何も映画化されない方が
むしろ不自然なぐらい。
しかも宝島は内容が映画化に向いています。
舞台は沖縄でメインの人物も5-6人。
国際的な歴史問題には影響ないですし
低予算で作れる間接的な戦争映画にもなります。
真藤順丈(しんどうじゅんじょう)直木賞についてのまとめ
本日の内容をまとめてみると
このような感じです。
真藤じゅんじょうが2019年の第160回直木賞受賞
沖縄が舞台の「宝島」受賞
第160回直木賞受賞しんどう順丈の新刊とおすすめ作品
個人的におすすめなのは
宝島と地図男、庵堂三兄弟の聖職
真藤順丈の第160回直木賞受賞宝島の映画化は?
本日の内容をまとめてみると
このような感じでした。
少しでも皆さんの話題作りの
お役に立てたらうれしいです。